レポート作成の支援

1. 与えられた課題や自分の興味・問題意識に合わせてテーマを絞る。
2. 期限内にまとめられるテーマにすること。

1. 背景となる知識を得る。
   入門書・百科事典・関連記事等を利用。
   何を調査するべきか、見当をつける。
2. 調査のポイントとなるキーワード（手がかりとなる言葉）をみつける。

• JapanKnowlegde Lib（日本国語辞典、日本大百科全書、東洋文庫などの人文系の事典、辞書、書籍が横断的に検索できる総合データベース）を使って基本的な事項の確認をしてみる。
• ブックマCatalog（学内の蔵書検索）で検索をしてみる。
• 関連分野の書架の間を歩いてみる。

1. 書こうと思う項目を選び出す。
2. 仮の構成（アウトライン）を作成する。
3. 仮アウトラインに沿って資料や情報を集める。

1. 文献調査を行う。
   ※文献リスト作っておくこと
   図書：著者名、『書名』、出版社、出版年
   雑誌論文：執筆者名、「論文名」、『雑誌名』、巻号、出版年、ページ

• CiNii Research（日本の論文検索）
• ブックマCatalog（学内の蔵書検索）
• 全国大学の蔵書検索（CiNii Books）
• 外国語論文も調査する？ → Scopus, Westlaw Next等

• ブックマCatalog（学内の蔵書検索）で学内所蔵の確認
• E-JOURNAL PORTALで電子資料（電子ジャーナル、電子書籍）の利用可否もチェック
• 学内にない資料を入手するには？
  1. 各図書館のカウンターで相談（なるべく自分が調べた情報を持って）。※レファレンスデスクへの質問はホームページからも行えます。
  2. オンラインで取り寄せの申込みをする。
  3. 他大学図書館を利用する。
     • 九州地区国立大学は学生証で利用可
     • 私立大学等の利用を希望する場合はレファレンスデスクへ

1. 資料を読み解き、評価し、ノートや情報カードを作成し分類する。（媒体は紙でも、パソコンでも良い）
   • 原文の引用（原文のまま、句読点まで正確に）、利用資料の文献情報と引用箇所のページ
   • 内容の要約（自分の言葉で）
   • 自説の展開（自分の意見、コメント）
2. 資料の読み解きは、主体的かつ批判的に
3. 筆者の立場・時代を考慮して
4. 広く、異なる立場の人のものも読んでみる

※その他、テーマによってはアンケート調査をしたり、理系は実験を行ったりするケースも

1. 読解、整理した文献の内容をもとにして自分の主張したい内容を表現できるように、アウトラインを再構成する。
   ※アウトライン作成の目的。

• 論理的に読者を説得するため。
• 必要な内容が抜け落ちていないか？
• 内容の重複を防ぐ。
• 文章の釣り合いはとれているか？

1. アウトラインにそって材料（文献情報、アンケート調査の結果、実験データ等）を利用し、執筆する。
   （序論）論文の目的、範囲、限界、言葉の定義、調査方法、仮説等
   （結論）まとめ、自分の意見、提案、問題点の指摘、次の課題等
2. パラグラフ（段落）にまとめて書く。
3. 断定した事柄は、実例、データ、引用等で証明する。
4. 文体は統一する。情緒的な文章にしない。用字用語辞典等を用いて正確な標記にする。

※利用した資料の出典を必ず明記する。記載方法は定められた形に従う。

1. 直接の引用は「」をつけ、注で出典を示す。
2. その他の借りた言葉、考え、事実にも注で出典を示す。
3. 本文中に記載しない説明等は注で補う。
4. 参考文献目録の配列は著者名の五十音順、又はアルファベット順。

※定められた形式に従って提出する。

【レポート・論文を構成する要素】

1. 表紙（タイトル、提出年月日、学籍番号、氏名等）
2. 目次
3. 本文
4. 注
5. 参考文献リスト
6. 背表紙