貴重書公開展とは

鹿児島大学附属図書館で所蔵する、島津家関連の書籍コレクションである玉里文庫をはじめとする各種貴重書は、鹿児島の文化遺産として価値の高い資料です。
平成11年度に、大学創立50周年を記念して玉里文庫を初めて一般に公開し、本学を会場に第1回の展示会および記念講演会を開催しました。平成12年度からは、大学内だけでなく県内各地でも、展示会と記念講演会を毎年実施してきました。平成21年度からは、資料館等との合同企画展(隔年ベース)を開催する等、展示内容の一層の充実を図っています。

薩摩の文化遺産 玉里文庫展

開催期間:平成11年11月4日~10日
開催場所:鹿児島大学附属図書館

展示書目

島津家相伝の古文書、日本史学、有職故実の学、源氏物語、洋学、博物学、名所図会、漢学など様々な点から、玉里文庫の特色をあらわすものを選択しています。

  1. 通俗国史
  2. 琉球人行粧之図
  3. 琉球人往来筋賑之図
  4. 三州割拠図
  5. 三国名勝図会
  6. 薩藩名勝志
  7. 漂海紀聞
  8. 宇婆良加波那
  9. 古筆源氏物語
  10. 源氏物語
  11. 伊勢物語
  12. 悉曇十八章
  13. 蘭語以呂波引
  14. 厚生新編
  15. 西洋諸鳥図譜並詳説
  16. 質問本草
  17. 成形図説
  18. 南浦文集・南浦戯言・南浦棹歌

記念講演会

演題:『玉里文庫の諸相-洋学から江戸文化まで-』

講師:中山 右尚(教育学部教授)

開催期間:平成11年11月6日
開催場所:鹿児島大学附属図書館

 

演題:『玉里文庫にみる大名文化と島津久光』

講師:原口 泉(法文学部教授)

開催期間:平成11年11月7日
開催場所:鹿児島大学附属図書館

いままでの貴重書公開展