貴重書公開展とは

鹿児島大学附属図書館で所蔵する、島津家関連の書籍コレクションである玉里文庫をはじめとする各種貴重書は、鹿児島の文化遺産として価値の高い資料です。
平成11年度に、大学創立50周年を記念して玉里文庫を初めて一般に公開し、本学を会場に第1回の展示会および記念講演会を開催しました。平成12年度からは、大学内だけでなく県内各地でも、展示会と記念講演会を毎年実施してきました。平成21年度からは、資料館等との合同企画展(隔年ベース)を開催する等、展示内容の一層の充実を図っています。

『源氏物語』の世界と南島交易

本年は、『源氏物語』や服飾・調度・香道など平安貴族の世界を 紹介し、さらに当時の貴族社会に欠かすことのできなかった唐 物(輸入品)の窓口であった、九州と貴族社会とのつながりに 焦点を当てます。九州は、『源氏物語』の世界や貴族文化におい てなくてはならない存在であったのではないか、という意外な 事実を資料やパネルを交えて解説したいと思います。
開催期間:2024(令和6)年11月22日(金)~2024(令和6)年12月20日(金)
開催場所:鹿児島大学附属図書館

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講演会

「『源氏物語』と海彼の文学―桐壺巻における白詩の受容を例に―」

講師:久保堅一(大妻女子大学文学部教授)

「平安時代における薩摩国と南島交易との関係」

講師:日隈正守(鹿児島大学教育学部教授)
開催期間:2024(令和6)年12月7日(土)
開催場所:中央図書館1階ラーニングコモンズ(郡元キャンパス)

 

ギャラリートーク

講師:亀井森(鹿児島大学教育学部准教授)
開催日時:2024(令和6)年12月7日(土) 講演会終了後
               2024(令和6)年12月12日(木)12:15~12:45

図録

亀井森 編
解題執筆者: 日隈正守, 亀井森
解題執筆協力者: 久冨木千夏,里村拓音,末永幸

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