明治の浮世絵師と西南戦争
浮世絵は日本を代表する絵画芸術の一つとして江戸時代にその豊かな全盛期を迎えましたが、 明治維新という大きな時代の変化後も、その命脈を保ち、個性的な浮世絵師が活躍しました。 そうした明治の浮世絵が最後の光芒を放ったのが、明治十年西南戦争を題材とする作品群です。
平成23年度の鹿児島大学附属図書館貴重書展示においては、明治に活躍した浮世絵師たちによる 西南戦争の浮世絵作品を展示し、浮世絵に表現された近代初期の鹿児島イメージの諸相を呈示します。
◇本展にて作品を展示する絵師:
豊原国周、楊洲周延、大蘇芳年、小林清親、歌川国貞(三代)、山崎年信、早川松山
※当該年度の展示作品は玉里文庫所収作品ではありません。
開催期間:平成23年11月19日~12月4日
開催場所:鹿児島大学附属図書館
講演会
演題:『躍動する英傑たち―西南戦争錦絵の魅力―』
講師:山西 健夫(鹿児島市立美術館学芸係長(主幹))
開催日:平成23年11月27日
開催場所:鹿児島大学附属図書館
演題:『城下士坂本父子の西南戦争』
講師:塩満 郁夫(志學館大学非常勤講師)
開催日:平成23年11月27日
開催場所:鹿児島大学附属図書館
展示作品解説
高津 孝(法文学部教授)
開催日:平成23年11月19日、26日
開催場所:鹿児島大学附属図書館
図録
執筆:高津孝、丹羽謙治