貴重書公開展とは

鹿児島大学附属図書館で所蔵する、島津家関連の書籍コレクションである玉里文庫をはじめとする各種貴重書は、鹿児島の文化遺産として価値の高い資料です。
平成11年度に、大学創立50周年を記念して玉里文庫を初めて一般に公開し、本学を会場に第1回の展示会および記念講演会を開催しました。平成12年度からは、大学内だけでなく県内各地でも、展示会と記念講演会を毎年実施してきました。平成21年度からは、資料館等との合同企画展(隔年ベース)を開催する等、展示内容の一層の充実を図っています。

島津氏と近衛家の七百年

文治元年(1185)に惟宗(島津)忠久が鎌倉幕府より島津荘の下司職に任命されて以来、島津氏と島津荘の本家であった近衛家とは、時に対立しながらも、いつしか深い縁で結ばれていきました。中世から近代まで700年以上にわたって続いた島津氏と近衛家との絆を、玉里文庫や志々目家文書、木脇家文書等、当館所蔵の資料を通して概観します。

開催期間:平成25年12月9日~22日
開催場所:鹿児島大学附属図書館

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図録

内山弘編

執筆:内山弘、丹羽謙治、日隈正守、金井静香、亀井森、佐藤宏之

いままでの貴重書公開展