貴重書公開展とは

鹿児島大学附属図書館で所蔵する、島津家関連の書籍コレクションである玉里文庫をはじめとする各種貴重書は、鹿児島の文化遺産として価値の高い資料です。
平成11年度に、大学創立50周年を記念して玉里文庫を初めて一般に公開し、本学を会場に第1回の展示会および記念講演会を開催しました。平成12年度からは、大学内だけでなく県内各地でも、展示会と記念講演会を毎年実施してきました。平成21年度からは、資料館等との合同企画展(隔年ベース)を開催する等、展示内容の一層の充実を図っています。

薩摩国地理志の世界

『薩摩国地理志』は、『薩藩名勝志』『三国名勝図会』や各郷の名勝志、再撰帳に先行する地誌でありますが、これまで十分に活用されてきませんでした。

そこで本企画展では、別系統の写本であるミュージアム知覧所蔵『薩摩国地理志』(以下、知覧本と略称)も参考にしつつ、『薩摩国地理志』を読み解くことで、江戸時代鹿児島の地誌編纂の様相を明らかにし、江戸時代、薩摩藩における地域情報について研究成果を公開します。

開催期間:2021(令和3)年11月5日(金)~2021(令和3)年12月3日(金)
開催場所:鹿児島大学附属図書館

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講演会

演題:『鹿児島の古地図』

講師:小林善仁(鹿児島大学准教授)

開催期間:2021(令和3)年11月23日(火・祝)

開催場所:中央図書館1階ラーニングコモンズ(郡元キャンパス)

図録

高津孝編
その他の執筆者:丹羽謙治、金井静香、小林善仁、日隈正守、亀井森、佐藤宏之

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いままでの貴重書公開展