日時:平成30年7月22日(日)~平成30年8月7日(火)
9:30~17:00(土・日は10:00~17:00)
場所:鹿児島大学附属中央図書館ギャラリー
県内外で採取した鉄、銅、鉛、亜鉛、レアメタルなどの鉱石約100点とマンガン団塊、コバルトリッチクラストなどの深海底鉱物資源約5点を展示する。
今回は錫山鉱山の遺構を特集する。同鉱山は江戸時代初期明暦元年(1655年)の発見から昭和63年(1988年)の閉山まで330年以上続いた薩摩藩営(明治以降は島津家などが所有)の錫の鉱山で、今も立派な遺構があちこちに残っています。鉱石を採掘した露天掘り跡、通るのもやっとの狭い坑道、水車を回した水路、炭窯跡、選鉱製錬所跡、山師たちが住んだ屋敷群跡など、他では見ることができない貴重なものばかりです。これらの遺構は地域の財産であり、鹿児島市、鹿児島県の財産です。
本特集では、現場の写真のほか、地域の方々の協力で集めた錫鉱石、製錬で発生した鍰(カラミ)、炉材、ふいご、鉱石粉砕用の石臼、草創期の薩摩錫器とその木製型、文書なども展示します。 (責任者 志賀美英)